
MIDORIのやさしいイタリア語講座
「イタリア語でいただきますは何と言うの?」
みなさん、こんにちは!Buongiorno! ブオンジョルノ!
お元気でお過ごしですか?
今回は、「イタリア語でいただきますは何と言うの?」
という疑問について、お伝えしていきたいと思います。
イタリアでは、家族で一緒に食卓について、食事を始める時に、
お互いにBuon appetito !(ブオナッペティート)と言い合ってから
食事を始めます。
このBuon appetito !(ブオナッペティート)の意味から
詳しく解説していきましょう。
まず、このbuon(ブオン)ですが、いつもお伝えしているように、
良いという意味の形容詞が変化した形で
appetito(アッペティート)は食欲という意味の男性名詞です。
つまり、Buon appetito !(ブオン アッペティート)で
「良い食欲を!」→「召し上がれ!」という意味になるのです。
読み方は ブオン アッペティートと2つの単語を切り離すのではなく、
Buonの最後の「n」とappetitoの最初の「a」をくっつけて
Buon appetito !(ブオナッペティート)と読みます。
さて、ここで気づかれた方もいらっしゃると思いますが、
日本語の「いただきます」はイタリア語では存在しないんですね。
そもそも、日本語の「いただきます」は、お料理してくれた人や
食事をご馳走してくれる人に対して、
「感謝していただきます」という意味合いが含まれていると思います。
これに対して、イタリア語ではBuon appetito !(ブオナッペティート)は
「召し上がれ!」という意味。
つまり、これから食事を始める人に対してかける言葉で、
みんなで食事を始める時に、お互いに言い合う言葉なんですね。
だから、
私:Buon appetito!(召し上がれ!)」
家族:Grazie!(グラツィエ:ありがとう!)Altrettanto!(アルトゥレッタント:同様に!
→あなたも)
というやり取りが行われるのです。
この意味合いを理解しておくのって結構重要。
だって、Buon appetito!(ブオナッペティート)を
「頂きます」の意味で言ったのに、一緒にテーブルについている人から
Grazie!「ありがとう」Altrettanto!「あなたも」と返事されたら、
???となりませんか?
小さなことだけど、言葉の言い回しや挨拶の意味合いを理解した上で使うと
相手にも気持ちが伝わりやすくなります。
イタリア語の奥は深いけど、こういう積み重ねで相手にも気持ちが
ストレートに伝わるようになりますよ!
それでは次回まで!ちゃおちゃお!
